えみ
ほなみ
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ほなみ
格安SIMのプランのうち、ライトユーザー向けのプランは3GBと1GBが人気です。
しかし中には「1GBだと少ないし、かといって3GBだと多い」という理由で2GBのプランを探している人もいるでしょう。
2GBプランは他の容量プランと比べると種類は多くありませんが、それでも各MVNOによって料金や特徴が異なります。
今回は月2GBのプランがある格安SIMを特徴やメリット・デメリットで徹底比較してみました。
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2GBで出来ることの目安|軽いSNSなら問題なし
2GBは「節約志向なユーザー向けの1GBよりは多いが、定番の3GBよりは少ない」という、やや微妙なデータ通信量です。
2GBだと具体的にどれくらいスマホが使えるのか、ピンと来ない人も多いでしょう。
そこで、アプリやサービスごとに月2GBの容量で使える時間・回数をまとめました。
実際にどれくらい使えるかは利用状況によって異なるため、あくまでも目安です。
用途 | 1ヶ月(2GB) | 1日(約66MB) |
LINE(トーク) | 約100万回 | 約33,000回 |
LINE(音声通話) | 約110時間 | 約3時間40分 |
メール(テキスト中心) | 約40万通 | 約13,000通 |
ブラウジング(web) | 約6,000回 | 約200回 |
約4000回 | 約133回 | |
約4000回 | 約133回 | |
YouTube(360p/低画質) | 約8時間 | 約16分 |
YouTube(480p/標準画質) | 約3時間 | 約6分 |
Googleマップ | 約2600回 | 約80回 |
あなたの普段のスマホの使い方で2GBでも大丈夫そうでしたか?
もし「もっと少なくてもいいかも」「2GBでは不安だな‥‥」という人は 1GBの比較記事や 3GBの比較記事 も参考にしてくださいね。
実際に自分が普段使っているデータ容量を知りたい人は「格安SIMのデータ容量を選ぶときの目安は?通信量から選ぶおすすめMVNO」にて確認方法を解説しています。
SNSライトユーザーなら2GBでOK
LINEやメール、ブラウジング、Googleマップといった普段使いなら2GBでも余裕を持って使えますね。
TwitterやFacebookといったSNSは普通に使う分には問題ありません。
しかし、1日中SNSを見ているようなヘビーユーザーの場合は2GBだと足りなくなる恐れもあります。
動画やSNSヘビーユーザーは2GB以上を
また、YouTubeについては低画質(360p)でも1日あたり16分だけ、標準画質(480p)にいたっては1日あたり6分しか見られません。
SNSのヘビーユーザーや動画をある程度見る人だと2GBプランでは足りません。
ただし自宅にWi-Fi環境があり、SNSや動画はWi-Fi環境でのみ利用する、という人なら2GBプランでも大丈夫でしょう。
2GBで不安な人は「月3GBの格安SIMおすすめ比較」の記事も参考にどうぞ。
まとめると、2GBプランは以下のような人におすすめです。
- LINEやメール、ブラウジングといった軽い用途が中心
- 動画はほとんど見ない人
- 自宅にWi-Fi環境がある人、あまり外ではスマホを使わない人
2GBプランの選び方|月額と速度切り替えに注目
2GBプランは「月額料金」と「速度切り替え」の2点に着目して選びましょう。
月額料金は3GBのほうがお得なことも
2GBプランの月額料金は3GBプランに近く、場合によっては多少余っても良いので3GBプランにしたほうがお得なこともあります。
同じ2GBプランでも価格はバラバラなので、とにかく安く使いたいという場合は月額料金の安い格安SIMを選びましょう。
2GBプランは1,400~1,500円前後、3GBプランは1,500~1,600円前後が目安です。
ほなみ
毎月のデータ使用量がほぼ確実に3GB以内の人は安上りですが、余裕を持たせるなら3GBプランが良いでしょう。

速度を切り替えてデータ容量を節約!
速度切り替えは任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替える機能で、「低速モード」とも言います。
低速モード中は最大通信速度が遅くなりますがデータ通信量を消費しません。
ほなみ
余ったデータ通信量が翌月にも使える仕組みで、今月は1GBしか使わなかった!というときでも、余った1GBを次の月に使えるので無駄が少ないです。
かしわ
2GBプランの選び方がわかったところで、実際に2GBプランのある格安SIMを見ていきましょう。
2GBプランのある格安SIM一覧
2GBプランがある主要な格安SIMを一覧表にまとめました。
※ロゴ画像からページ内の詳細に移動できます。
※この表は項目をクリックして並べ替えができます。
MVNO 回線 | 月額料金 (音声通話SIM) | 速度切り替え | 容量の繰り越し |
---|---|---|---|
![]() au・ドコモ | 1,380円 | ○ | ○ |
![]() ドコモ | 1,380円 | ○ | ○ |
![]() ドコモ・SoftBank | 1,400円~ 1,680円 | × | ○ |
![]() au・ドコモ | 1,480円~ 2,980円 | ○ | ○ |
![]() au | 1,980円~ 2,980円 | ○ | ○ |
![]() SoftBank | 1,980円~ 2,980円 | × | × |
特徴別のおすすめ格安SIM
どの2GBプランがいいのか迷っている人向けに、それぞれの特徴を簡単にまとめました。
通信速度が速い | UQモバイル |
月額が安い | DMMモバイル |
au回線&安い | イオンモバイル |
ソフトバンク回線 | nuroモバイル |
楽天ユーザー | 楽天モバイル |
電話をたくさん使う | Y!mobile |
イオンモバイル、DMMモバイル、nuroモバイルは月額料金がほぼ同じです。
速度切り替えの有無やサポート、他サービスとのセット割など、月額料金以外の項目で選びましょう。
一方、楽天モバイル、UQモバイル、Y!mobileの2GBプランはいずれも音声通話SIMと通話オプションがセットになったかけ放題プランです。
月額料金はやや高いですが、通信速度やサービス内容を重視する人に向いています。
おすすめの2GBプランがあるMVNO詳細比較
それでは、それぞれの格安SIM 6社について特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
イオンモバイル:au回線の2GBプラン最安値
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
2GBプラン | 780円 | 1,380円 |
イオンモバイルは料金プランの安さが売りの格安SIMです。
2GBプランにおいてはDMMモバイルと並んで音声通話SIMが最安値です。
au回線の2GBプランとしても一番安いので、au回線で2GBプランをできるだけ安く使いたい人に向いています。
格安SIM初心者でも使いやすい
イオンモバイルは格安SIM初心者が使いやすいのもポイントです。
全国約200ヵ所のイオン店舗で取り扱っており、対面によるサポートを受けられます。
地方や郊外にも多数の店舗があり、都市部以外に住んでいる人でもサポートを受けやすいです。
また、音声通話SIMにも最低利用期間がなくいつでも解約できます。
試しに使ってみて不満な点があればすぐに解約できるので安心ですよ。

DMMモバイル:音声通話最安値&DMMポイントが貯まる
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
2GBプラン | 770円 | 1,380円 |
DMMモバイルも月額料金の安さが売りで、イオンモバイルと並んで音量通話SIMは最安値です。
単体でも月額料金が安いですが、DMMユーザーであればより安くなる仕組みが用意されています。
DMMユーザーはよりお得に!
DMMモバイルを利用すると、利用料の10%のDMMポイントが毎月もらえます。
貯まったDMMポイントは電子書籍や動画など、DMM.comの各種サービスで利用可能です。
かしわ
また、DMMモバイルをDMM光とセットで利用すると「DMM光mobile割」が適用され、DMM光の月額料金が500円割引されます。
ほなみ
DMMモバイルは速度切り替えとバースト転送にも対応しており、低速モードを活用してデータ通信量を節約できます。
ただし、低速時に直近3日間で366MB以上のデータ通信を利用すると一時的に制限がかかるので要注意です。

nuroモバイル:唯一のソフトバンク回線2GBプラン
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
Sプラン | ドコモ回線:700円 ソフトバンク回線:980円 |
ドコモ回線:1,400円 ソフトバンク回線:1,680円 |
nuroモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線に対応しているのが最大の特徴です。
とくにソフトバンク回線で2GBプランがあるのはnuroモバイルだけなので、ソフトバンクのSIMロックがかかったスマホで2GBプランを使いたい人に向いています。
ドコモ回線は比較的料金が安く、データ通信専用SIMは業界最安値です。
音声通話SIMも、最安値であるDMMモバイル・イオンモバイルと20円しか変わりません。
ただしソフトバンク回線はドコモ回線と比べると月額料金が高めに設定されています。
また、nuroモバイルは速度切り替えができません。
ほなみ

楽天モバイル:低速モードが使いやすい
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
スーパーホーダイ プランS | なし | 1,480円 ※ |
※楽天会員+長期割3年が適用された場合の2年間の月額料金
楽天モバイルでは2GBの音声通話SIMと10分かけ放題がセットになった「スーパーホーダイ プランS」が使えます。
スーパーホーダイは低速時の通信速度が最大1Mbpsと比較的速いのが特徴です。
1Mbpsも通信速度が出ればSNSやブラウジングなら快適に使えますし、標準画質であればYouTubeの閲覧もできます。
12~13時と18~19時は最大0.3Mbpsになるのでその点だけ注意です。
ほなみ
楽天会員はスーパーポイントと割引でお得
楽天モバイルは楽天スーパーポイントが貯まる&使えるのもメリットです。
スーパーホーダイももちろん楽天スーパーポイントに対応しており、毎月の利用料の1%だけポイントが貯まります。
加えて楽天モバイルの音声通話SIM(スーパーホーダイ含む)を契約している場合は楽天市場で買い物した際のポイントが+2倍されます。
また、スーパーホーダイは楽天会員だと2年間に渡って月額料金が500円割引され、2,480円で利用可能です。
長期割で月額料金が最安1,480円
スーパーホーダイは「長期割」という割引サービスを利用すると、通常1年の最低利用期間が2年または3年に延びる代わりに最大1,000円の割引を2年間受けられます。
契約状況 | 月額料金(2年間) | 最低利用期間 |
スーパーホーダイSのみ | 2,980円 | 1年 |
スーパーホーダイS + 楽天会員 | 2,480円 | 1年 |
スーパーホーダイS + 楽天会員 + 長期割2年 | 1,980円 | 2年 |
スーパーホーダイS + 楽天会員 + 長期割3年 | 1,480円 | 3年 |
最低利用期間が伸びるのはデメリットですが、最安月額1,480円で1Mbpsのデータが使い放題+10分かけ放題というのはかなり安いです!
同じくかけ放題がセットになっているUQモバイル・ワイモバイルは最安で月額1,980円、かつ2年目から2,980円に値上がりするので、比較してみると安さが際立ちますね。
割引期間は2年間のため、長期割3年の3年目は割引がなくなり値上がる点に注意です。
ほなみ

UQモバイル:通信速度が速い&低速モードが快適
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
おしゃべりプランS/ぴったりプランS ※1 | なし | 1,980円 ※2 |
※1 … 契約から2年間は3GB、3年目以降は2GBになる
※2 … 2年目以降は2,980円になる
UQモバイルのおしゃべりプランS/ぴったりプランSは最初の2年間は「データ増量オプション」によって3GBの容量が使えます。
3年目以降は3GBから2GBに減るため、2GBプランとしてカウントしています。
おしゃべりプランSでは5分かけ放題、ぴったりプランSでは毎月60分までの無料通話が利用可能です。
通信速度も非常に速く、安定感も抜群です。
平日お昼など他の格安SIMだと速度が低下する時間帯も快適に使えます。
速度切り替えにも対応しており、節約モード(低速モード)にすることで無駄なデータ通信量の消費も防げます。
おしゃべりプラン/ぴったりプランは低速時の最大速度が300kbpsと速いので、SNSやブラウジングなど軽い用途なら節約モードでも十分こなせますよ。
2年目以降は月額料金が+1,000円されて2,980円になるので割高です。
ほなみ

Y!mobile:電話をよく使う人にオススメ
プラン名 | データ通信専用SIM | 音声通話SIM |
スマホプランS ※1 | なし | 1,980円 ※2 |
※1 … 契約から2年間は3GB、3年目以降は2GBになる
※2 … 2年目以降は2,980円になる
Y!mobileのスマホプランSもUQモバイルのおしゃべりプランS/ぴったりプランSと同様に最初の2年間は3GBの容量が使えますが、3年目以降は2GBに減ります。
2GBプランとしては月額料金が高めですが、10分かけ放題が標準で使えるのがメリットです。
よりたくさん電話をする人は月額1,000円で回数・時間ともに無制限にかけ放題の「スーパーだれとでも定額」を使えます。
ワイモバイルは通信速度がとても速いですが、低速時の速度が128kbpsと遅いため使いすぎには要注意です。
速度切り替えができず、余ったデータ通信量の繰り越しもできないので、データ通信の使い勝手は他の格安SIMより悪いです。
ほなみ
かしわ
ワイモバイルも2年目以降は月額料金が2,980円になります。
2GBプランとしては割高なので、電話を使わない人にはおすすめではありません。

2GBでおすすめの格安SIM
ここまで2GBプランがある格安SIMのうち6つを紹介してきました。
ただ、「結局自分にはどの格安SIMが向いているのか分からない‥‥」という人もいるでしょう。
ほなみ
通信速度を重視するならUQモバイル

通信速度を重視するなら UQモバイル がおすすめです。
他の格安SIMだと速度が低下する平日お昼も安定した速度が出ます。
学校や会社のお昼休憩にスマホをよく使う、という人に向いていますよ。
速度切り替えができ、しかも低速時の速度も300kbpsと比較的速いので、低速モードを活用してデータ通信量を節約することも可能です。
とにかく安く使うならDMMモバイル・イオンモバイル

とにかく安く使いたい人には DMMモバイル か イオンモバイル がおすすめです。
どちらも2GBの音声通話SIMが業界最安値です。
DMM光や電子書籍、オンラインゲームなど普段からDMMのサービスを利用している人にはDMMモバイルが向いています。
はじめて格安SIMを使う人は店舗でサポートが受けられ、いつでも解約できるイオンモバイルがおすすめです。
ソフトバンク回線を使いたいならnuroモバイル

ソフトバンク回線で2GBのプランがあるのは nuroモバイル だけです。
月額料金が1,680円とやや高いですが、SIMロック解除できないソフトバンクのスマホで2GBプランを使いたいならnuroモバイルがおすすめです。
nuroモバイルは速度切り替えができないので、データ通信の使いすぎには気を付けましょう。
楽天ユーザーなら楽天モバイル

楽天ユーザーの場合は 楽天モバイル がおすすめです。
利用料に応じて楽天スーパーポイントが貯まりすし、貯まったポイントで料金を支払うことができます。
また、楽天会員なら月額料金が2年間にわたって500円割引されます。
スーパーホーダイは長期割を利用すると最安1,480円で利用可能です。
最低利用期間が延びるのがデメリットですが、楽天ユーザーなら楽天モバイルを使い続けるのがお得なので、最低利用期間が長くなってもあまり影響ありません。
10分かけ放題込み、低速時の速度が1Mbpsと比較的速いなど、スーパーホーダイ単体でもメリットはあります。
しかし、スーパーホーダイがもっとも魅力的なのはやはり楽天ユーザーが利用した場合でしょう。
電話をたくさん利用するならワイモバイル

電話をたくさん使う人にはY!mobileがおすすめです。
標準で10分かけ放題が使えますし、それでも足りない人には完全無制限のスーパーだれとでも定額があります。
完全無制限のかけ放題は格安SIM全体で見てもとても貴重です。
通信速度が速いですが速度切り替えやデータ繰り越しができないので、データ通信をメインで使う人はUQモバイルのほうがおすすめです。
まとめ:2GBはライトユーザーにおすすめ
今回は2GBプランのある格安SIMを徹底比較しました。
あなたにぴったりの2GBプランは見つかったでしょうか?
2GBプランは1GBでは足りないけど3GBだと余ってしまうライトユーザーにおすすめです。
YouTubeなどの動画サイトはあまり利用できませんが、LINEやブラウジングなどの軽い用途なら問題ありません。
他の容量プランと比べるとやや種類は少ないですが、月額料金が安いDMMモバイル・イオンモバイルや楽天ユーザーがお得になる楽天モバイル、通信速度が速いUQモバイルなど、個性の強い格安SIMが集まっています。
ほなみ