かしわ
ほなみ
ほなみ
かしわ
ほなみ
- カウントフリーの意味や仕組み
- カウントフリーのメリット・デメリット・注意点
- カウントフリーのある格安SIM
格安SIMについて調べていると「カウントフリー」という言葉をしばしば耳にすることがあります。
ざっくり言うとカウントフリーとは、特定のサービスが使い放題になる機能のことを言います。
格安SIMによくある機能で、ドコモやauといった大手キャリアにはない機能です。
※2018年8月からSoftbankでカウントフリープランが開始しました。
キャリアではあまり聞かない機能のため、「カウントフリーとは何? どういった仕組みで実現しているの?」という疑問を持っている人も多いでしょう。
この記事では、
- カウントフリーってどんな機能なのかピンとこない‥‥
- カウントフリーはお得なの?
- 自分にカウントフリーが向いているか知りたい
といったカウントフリーの基礎から知りたい人に向け、仕組みや注意点などカウントフリーについて詳しく解説します。
ほなみ
なお、実際にカウントフリーが使える格安SIMを詳しく比較したい人は「【アプリ別】カウントフリーがお得な格安SIM総比較!SNS・動画が使い放題」の記事を参考にしてくださいね。
【アプリ別】格安SIMのカウントフリー総比較!SNS・動画が使い放題のお得なMVNO8社
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カウントフリーとは?
カウントフリーとは、特定のサービスを使った際のデータ通信量をカウントしない機能のことです。
言い換えれば、カウントフリー対象のサービスは「データ通信量を消費せず使い放題」になります。
えみ
ほなみ
最近のスマホの契約では「月3GB」「月7GB」といったように毎月利用できるデータ通信量が決まっているのが一般的です。
データ通信を利用するとデータ通信量を消費し、残量がどんどん少なくなっていきます。
そしてデータ通信量を使い切ってしまうと「速度制限」がかかり、通信速度が大幅に遅くなってしまいます。
しかしカウントフリーがある格安SIMなら、対象のサービスはどれだけ使ってもデータ通信量を消費しません。
データ通信を使いすぎて制限がかかってしまう、という状況を防げるわけですね。
ゆうま
ほなみ
カウントフリーになる対象サービスは、それぞれの格安SIMによって違います。
以下のようなジャンルのサービズが対象になることが多いです。
- SNS(LINE・Twitter・Instagramなど)
- 動画/音楽サービス(YouTube・Google Play Musicなど)
- ゲームアプリ(アイマス・グラブルなど)
カウントフリーはタブレットでも有効
カウントフリーはタブレットなどスマホ以外の端末でも利用できます。
ただし、格安SIMによってはスマホでの利用に最適化されており、タブレットで利用するとカウントフリーが無効になることもあるので要注意です。
通信が混雑してもカウントフリーは使用可能
一部例外をのぞき、格安SIMは通信が集中するお昼や退勤ラッシュ時には通信速度が遅くなります。
そういった時間帯でもカウントフリーは有効なのか心配になる人もいるかもしれません。
カウントフリーはお昼時など通信が混雑している時間帯でも適用されます。
通信の混雑具合や時間帯に左右されることはありません。
とはいえ通信速度が速くなるわけではないので、カウントフリー対象でも通信速度の遅さは変わりません。
カウントフリーの仕組み
カウントフリーが有効になっていると、データ通信を行った際にMVNOがその通信内容の一部を参照し、カウントフリー対象かどうかを判断します。
具体的には、通信の宛先を表す「IPアドレス」などが参照されます。
テキストや画像、音楽といったデータは参照されないので、個人情報を勝手に閲覧される心配はありません。
通信の一部を参照し、それがカウントフリー対象の通信ならデータ通信量にカウントされず、逆にカウントフリー対象外の通信なら通常通りデータ通信量を消費します。
速度制限中でも対象サービスだけは高速通信が使えることも
格安SIMの中には、カウントフリー対象のサービスは速度制限中でも高速通信が使えるものがあります。
例えばLINEモバイルの場合、データ通信量を使い切って速度制限がかかっても、カウントフリー対象であるLINEやSNSは制限されず、制限がかかっていない時と同じ速度で使えます。
制限にかかっても良く使うサービスやアプリだけは普段通り使えるわけですから、助かりますね。
カウントフリーのメリットと注意点
データ通信量を消費しなくなるカウントフリーにはユーザーにとってはうれしいメリットがある一方、デメリットや注意点もいくつかあります。
ここではカウントフリーのメリットと注意点を見ていきましょう。
メリット:毎月のスマホ代を節約できる
カウントフリーはうまく使えばスマホ代を大幅に削減できるというメリットがあります。
カウントフリーで直接料金が割引されるわけではありません。
しかし「特定のサービスだけをたくさん使う人」ならカウントフリーを利用することで今より容量が少ないプランへの変更が可能です。
つまり「大容量で高額なプラン」から「低容量で安いプラン」に変更できるので、結果的にスマホ代が安くなります。
ゆうま
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例として、SNSだけで毎月7GB、その他の用途で毎月2GB、合計で毎月9GBのデータ通信を利用する人のケースを考えてみます。
このケースだと、速度制限を避けるためには余裕をもって10GBのプランを契約する必要がありますね。
一方、SNSがカウントフリー対象になっている格安SIMを契約すると、SNSをいくら使ってもデータ通信量を消費しません。
そのためSNS利用分の7GBが丸々なくなります。
最低で3GB、余裕をもっても4GBのプランで済むため、10GBのプランを使っていた時より大幅にスマホ代を節約可能です。
ゆうま
ほなみ
ほなみ
Twitterで実際にカウントフリーを使っている方のツイートを見つけました。
うまくカウントフリーを使えることができれば、かなりお得な機能と言えますね。
ネット遅いと思ってたら通信制限かかってた
LINEとかtwitterはカウントフリーだからこんな時でも普通に使える👍✨#LINEモバイル— 小でギブアップ (@hanataresu) 2018年6月29日
今月5日から格安SIMに切り替えたけどカウントフリーのおかげて実通信2GBほどで終わってる
昼休みは遅くなることも無く快適✌
Twitter廃人が捗るぜ🐦 pic.twitter.com/hrfYhGarDC— モッシュ@Crescent🌛Suzuki (@mosh_R750) 2018年10月31日
カウントフリーの注意点
とても便利なカウントフリーですが、以下の3点に注意しましょう。
- 公式アプリ以外を利用すると対象外になることもある
- 対象サービスでも機能によっては対象外になることがある
- カウントフリー対象でも使いすぎると制限がかかることがある
公式アプリ以外からの利用に注意
基本的にカウントフリーは「公式アプリ」を利用する場合に限り有効です。
他社製のアプリやブラウザから利用した場合はカウントフリー対象から外れ、データ通信量を消費することがあります。
一部の機能はフリー対象外になることも
カウントフリー対象のサービスでも機能によってはカウントフリーの対象外になることがあります。
ほなみ
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同じサービスが対象でもどこまでがカウントフリー対象になるかは格安SIMによって異なります。
極端な使いすぎは注意
カウントフリー対象でも使いすぎると一時的に制限がかかることがあります。
とはいえ「カウントフリーでも制限がかかることがある」という点は頭に入れておきましょう。
通信の秘密とネットワークの中立性の問題
上記で解説したカウントフリーの注意点のほかに、カウントフリーの問題としてよく挙げられるのが「通信の秘密」と「ネットワークの中立性」の2つです。
通信の秘密の問題点
「通信の秘密」とは、電話やメール、LINEといった通信に関する秘密が日本国憲法および電気通信事業法で守られていることを言います。
カウントフリーを実現するためには、データ通信が発生した際にその内容の一部を参照し、カウントフリーの対象かどうかを判断する必要があります。
しかし「データ通信の内容の一部を参照する」ことが、通信の秘密を侵しているのではないかという指摘があります。
ネットワークの中立性の問題点
「ネットワークの中立性」とはインターネット事業者や携帯電話事業者、各国政府などはインターネット上のすべてのデータを平等に扱うべき、という考え方です。
カウントフリーは特定のアプリ・サービスがデータ通信量を消費しなくなります。
これが「特定のアプリ・サービスを優遇していることになるのではないか」と指摘されています。
例えばYouTubeばかりカウントフリーの対象になった場合、YouTube以外の動画サービスが不利になるのではないか、と問題視されているのです。
かしわ
ほなみ
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私にカウントフリーは必要? 目安の確認方法
カウントフリーは注意点もありますが、うまく活用できれば月々のスマホ代を安くできます。
ここでは、
「もしかするとカウントフリーを使うとお得かも? でもどれくらいお得かわからない‥‥」
といったカウントフリーを使うか迷っている人に向け、カウントフリーが向いているかどうかの判断基準を解説します。
カウントフリーをうまく活用するには、自分がどのサービスでどれくらいデータ通信量を消費しているかを知る必要があります。
カウントフリーは対象となるサービスをたくさん利用して初めて意味があります。
ほなみ
まずは自分がよく利用しているサービスを知り、それに合ったカウントフリーがある格安SIMを選ばないといけません。
そのためにも「自分が1ヶ月にどれくらいデータ通信を利用しているのか、その中でもよく使っているアプリ・サービスは何なのか」を知る必要があります。
アプリごとのデータ通信量はスマホ本体の設定画面から簡単に知ることができます。
確認方法はiPhoneとAndroidで異なるので、それぞれのチェックする方法を載せます。
iPhoneの確認方法


ただし、この方法で確認できるのは「累計のデータ通信量」のみで、月間のデータ通信量は分かりません。
iPhoneのデータ通信量の記録はさきほどの「モバイル通信」ページの一番下にある「統計情報のリセット」をタップすれば初期状態にリセットできます。
リセットした日から新たにデータ通信量が記録されていくので、
という方法をとれば月間のデータ通信量を確認できます。
少し手間がかかりますが、毎月メモを取っておけば、自分がどのアプリをよく利用しているか分かります。
Androidの確認方法
Androidの場合は端末・メーカーによって手順が異なりますが、「設定」アプリを起動し、「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」などから確認可能です。
iPhoneとは異なり、アプリごとに1ヶ月単位でデータ通信量を確認できます。
端末によっては1日や1週間単位で確認することも可能なので、カウントフリーが必要かどうかを簡単に判断可能ですね。
カウントフリーの使い方・設定方法
自分にカウントフリーが必要かどうか分かったところで、「カウントフリーを使うにはどうすればいいんだろう?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
カウントフリーを利用する際、特別な設定などは必要ありません。
カウントフリーが有効な状態でデータ通信を行い、それがカウントフリー対象の通信であれば自動的にデータ通信量をカウントしなくなります。
中にはブラウザからアクセスしてもカウントフリーが適用されることもありますが、基本的には公式アプリを利用するのが無難です。
また、カウントフリーがオプションとして用意されている場合は事前に申し込みをする必要があります。
ほなみ
カウントフリーがある格安SIM
カウントフリーを使うには難しい設定などはありませんが、カウントフリーを行っているMVNOを選ぶ必要があります。
主要な格安SIMのうち、カウントフリーがあるのは以下の8つです。
一言でカウントフリーといっても対象のサービスや料金は格安SIMによって大きく異なります。
SNSが使い放題のMVNO、動画が見放題のMVNO、無料・有料などさまざまです。
それぞれの格安SIMをしっかりと比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
カウントフリーがある格安SIMの詳しい比較は「カウントフリーのある格安SIMの特徴」をご覧ください。
カウントフリーでテザリングができるMVNOもある
MVNOの中にはカウントフリーでテザリングができるものもあります。
「テザリング」とはスマホを介してノートパソコンやタブレット、ゲーム機をインターネットに接続する機能のことです。
テザリングを使えばWi-Fi環境がない屋外でも複数の機器でインターネットが利用できます。
カウントフリー機能のある格安SIMを挿している端末でテザリングを行い、ほかの端末を接続することで、複数の端末でカウントフリーを利用できます。
カウントフリーがあるMVNOのうち、カウントフリーでテザリングができるのは以下の6社です。
かしわ
ほなみ

特定のサービスだけをよく使うならカウントフリーを検討しよう!
今回はカウントフリーの仕組みや注意点など、カウントフリーの基礎について解説しました。
カウントフリーは対象のサービスがデータ通信量を消費せず使い放題になる機能です。
SNSや動画サイトなど、特定のサービスだけをたくさん使うという人ならカウントフリーを利用することで毎月のスマホ代を大幅に削減することができます。
カウントフリーの有無や対象サービスなど、カウントフリーの詳細は各MVNOによって異なります。
「【アプリ別】カウントフリーがお得な格安SIM総比較!SNS・動画が使い放題」の記事で、カウントフリーのある格安SIMを詳しく比較・紹介しています。
この記事を読んでカウントフリーを利用したくなったという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
