ほなみ
2018年11月1日、新聞各紙にも掲載されたドコモの値下げ。
2019年の春には、現在よりも2~4割程度値下げした料金プランを発表するようですが、まだ詳細は決まっていません。
ネットでは一足早くニュースになっていましたが、実際にはどの部分が値下げになるのでしょうか。
またau、ソフトバンクは追随していくことになるのでしょうか?
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とにかくわかりにくい?!ドコモの料金体系
ほなみ
ドコモに限らず、キャリアの料金体系はMVNOに比べてわかりにくいと言われています。
スマホやタブレットといったデバイスごとにプランが違うのは当然としても、電話として通話を頻繁にする人向けの「カケホーダイプラン」と「カケホーダイライト」、それぞれに2年定期契約のありなし、さらにパケットパックとspモード代金が上乗せされ、人によっては「家族割」やデータ通信の「シェアパック」があって、端末自体も購入する場合にはその割引も適用されて‥‥。
ほなみ
と思わず叫んでしまいそうです!
他社との価格競争やユーザーのために、と料金プランの見直しを繰り返した結果だとは思うのですが、結局なにがなんだかよく分からないということになってしまっていますね。
えみ
かしわ
値下げと同時にプランの見直しも
今回の値下げ発表の中には、これらのプランをもっとシンプルにわかりやすくすることも盛り込まれています。
具体的には端末代金と通信料金をわけた料金体系(分離プラン)を検討しているようです。
分離プランは端末代金の値引きは行わないため、通信料金を値下げすることになると思いますが‥‥。
えみ
ゆうま
他社はどう動く?auは?ソフトバンクは?
ドコモの吉澤和弘社長は「今回の値下げは自主的に判断した」としていますが、菅義偉官房長官が繰り返し主張してきた「携帯電話の料金は4割程度下げる余地がある」発言が大なり小なり影響を与えたことは間違いありません。
参考 菅義偉官房長官 携帯料金の大幅値下げ時期 来年10月の見通し 「もっと安いほうがいい」産経ニュース菅官房長官の発言はドコモだけに向けたものではなく、ほかのキャリアも値下げに追随するのでは、と言われています。
auは今以上に値下げする気なし?
ところがauはドコモの値下げ発表後すぐに、「2017年7月に”auピタットプラン・フラットプラン”という分離プランを既に導入済みで、請求書ベースで3割の値下げを実施済み」とメディアに向けてコメントを出しました。
かしわ
SoftBankは11月5日の発言に注目
またソフトバンクは2018年9月から分離プランである新料金プランを実施しており、これ以上の値下げに追随するかは不透明であると言えます。
ソフトバンクは11/5に決算会見が予定されているので、そこでの発言にも注目ですね。
一般ユーザーの反応は…思っていたのと違う?!
ドコモの値下げが発表された次の日の東京株式市場では、ドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクの携帯3社の株価が急落しました。
ドコモは値下げによる営業減益が予測されるため、またKDDIやソフトバンクはドコモに引っ張られる形で株価が下がっていると考えられます。
このように投資先として携帯料金の値下げは嫌われていますが、一般ユーザーにはどうでしょうか。
来年からとはいえ、自分の携帯にかかる費用が最大4割も安くなるのなら歓迎ムード一色かと思いきや‥‥意外とそうでもないようで。
なんだドコモの値下げたったの月500円やん… pic.twitter.com/mlmOMNANDO
— ブロックマーちゃん (@block_chan) November 1, 2018
https://twitter.com/orogongon/statuses/1057818152824782848
ドコモ通信料金「大幅値下げ」に踏み切る真因(東洋経済オンライン) https://t.co/I5NOfiFjRf
通信料下げた分、機種代を上げて±0。馬鹿にしてるとしか思えない。長期利用者割引を強化すりゃ良いのに。どんどん格安に乗り換えられるだけやん。いっそ誰も居なくなればいい— 花散里@Asakiyume (@applecyomoko) November 1, 2018
冷静に値下げの効果を計算したり、長期利用者を優遇すべきと訴えたり、なかなか厳しい印象です。
確かに通信量が安くなっても、端末代金がかなり高くなってしまうようでは意味がありませんね。
ほなみ
ただしドコモの吉澤社長は値下げの発表の際、「端末代金の割引を上回る値下げに踏み込む」と強調しています。
ドコモの具体的な新料金プランが出てくれば、実際にどの程度の値下げになるのか計算できますから、他キャリアの動きやMVNOの動きと合わせて注意しつつ見ておきたいですね!