2018年9月にiPhoneXSが発売され、10月19日にiPhoneXRの予約開始と何かと話題に事欠かないスマホ業界ですが、実はいま一番アツイのは「フォルダブルスマホ」なんです!
ほなみ
まあ正直「フォルダブル」って言葉が定着するのは難しそうですが、折りたたみスマホにはかなり食指をそそられます。
サムスン電子(Samsung)やファーウェイ(Huawei)が折りたたみスマホの2019年発売に言及していますから、目が離せません!
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実はドコモも発売していた?
折りたたみスマホ
たたんだ状態ではスマホ、広げればその倍のサイズでタブレットのように使用できる「折りたたみスマホ」ですが、実は2018年2月にドコモから発売されていることをご存知でしょうか?
その名も「M Z-01K」。

2018年のグッドデザイン賞も受賞していて、発売当初は大きな話題になったものの、現在この端末が定着しているとはいいがたいですよね。
折り畳みスマホはなぜ流行らなかった?
バッテリーの持ちも悪くないし、多少液晶画面のキレイさには目をつぶったとしてもその他の機能としてはそんなに悪くなかったと思うのですが、なぜ普及していないのでしょうか?
これは私の個人的意見ですが、「M Z-01Kは折りたたみというよりも2画面スマホだったから」ではないかと思っています。
もちろん当時で9万円前後という高額な端末代金や226gという重さも大きな理由のひとつだと思いますが、なによりも気になったのがタブレットサイズにした時にできてしまう中心線。
2画面をわけるその枠ともいえる線が、タブレットとして使うにはどうしても邪魔でした。
ほなみ
折りたたみスマホは有機ELディスプレイで飛躍的進化!
ところが、現在発表されている折りたたみスマホの画面にはその中心線はありません。
ピタッと折りたたんだ状態はスマホであり、広げれば完全なるタブレットとして使用できるディスプレイとなっています。
これはひとえに「有機ELディスプレイ」のおかげ。
かしわ
広げた時に違和感なくタブレットとして見られる・使えるというのは、これだけタブレットが普及している現在では意外と重要ではないでしょうか。
有機ELディスプレイの問題点
ただしこの有機ELディスプレイ、問題も山積みです。
有機ELディスプレイはまだ量産体制にあるとはいえず、対応できるディスプレイメーカーはサムスンディスプレー(SDC)だけだといわれています。
その普及が未知数であるがゆえに他社の追随もままならず、競合としてLGディスプレーやBOE、チャイナスターなどの名前が挙がっていますが、こちらもなかなか量産とまではいきません。
日本ではジャパンディスプレイ(JDC)が液晶で有機ELのような自由度の高さを実現しようと開発を続けている最中です。
となると、当然折りたたみスマホの価格は高騰するわけです。
ほなみ
かしわ
いずれにせよ直近では2018年11月7日のSamsung Developer Conferenceで折りたたみスマホが発表される見込みなので、まずはそれを楽しみに待ちたいですね!
フォルダブルの開発を予定しているメーカーは?
Androidスマホ「Galaxy」シリーズを展開するサムスン以外には、どこが折りたたみスマホの開発を行っているのでしょうか?
冒頭でも少し触れましたが、ファーウェイはすでに開発を名言しています。
レノボ(Lenovo)は2017年7月に行われた展示会で折りたたみスマホ「Folio」を展示していますし、韓国LGはフォルダブル端末についての特許をすでに取得済みといわれています。
特許でいえばAppleもフォルダブルiPhone実現のための申請を何度もしていて、2020年までにはリリースされるのでは、という観測もあります。
そのほか、中国のシャオミ(Xiaomi)やOPPOも参入が見込まれていて、「世界初の折りたたみスマホ」をどこが出すことになるのか注目ですね!
ほなみ