【2018年11月】通信速度比較結果!

格安SIMの電話番号はどうなる?MNP引継と新規取得の方法

MNP

格安SIMに乗り換えても電話を使うことはできますが、その際の電話番号がどうなるのか気になりますよね。

MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)を利用すれば今の電話番号を引き継げますし、新しい番号が欲しい場合は新規取得することも可能です。
どちらを選ぶかは自由ですが、それぞれメリット・デメリットがありますし、乗り換える手順も異なります。

今回は格安SIMに乗り換える際にMNPで電話番号を引き継ぐ方法や新規取得の方法について詳しく解説します。

格安SIMに乗り換えると電話番号はどうなる?

格安SIMにはデータ通信専用SIM、音声通話SIM、SMS付きデータ通信専用SIMの3種類があります。

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格安SIMで電話を利用するためには、その中の「音声通話SIM」を選ばないといけません。
格安SIMで電話番号を取得する方法は大きく分けて

  • MNPを使って引き継ぐ
  • 新規で電話番号を取得

の2パターンあります。

電話番号を引き継ぐ「MNP」

MNPとは「070/080/090」から始まる電話番号をそのまま引き継ぐことです。

ほとんどのMVNO(格安スマホ会社の総称) はMNPに対応しており、キャリアや他のMVNOから電話番号を変えることなく乗り換えることができます。

MNPを使えば電話番号でメッセージをやりとりするSMSも引き続き利用できます。
ただし、キャリア契約者が使えるキャリアメール(ドコモなら@docomo.ne.jp)は引き継ぐことができません。

新しい電話番号を取得することもできる

格安SIMと契約する際に、MNPを利用せずに新たな電話番号を取得することもできます。
その場合に取得できる電話番号は、キャリアと同じく「070/080/090」から始まる電話番号になります。

普通の電話とIP電話はどっちがいい?

格安SIMで利用可能な電話番号には、上記以外に「050」ではじまるIP電話番号もあります。
ただしIP電話は通常の電話(電話回線を使用)とは異なり、インターネット回線を利用する特殊な電話です。

通常の電話より通話料が安い、データ専用SIMでも利用可能というメリットがある一方で、通話品質が安定しない、フリーダイヤルにかけられないといったデメリットもあり、使い勝手の部分では通常の電話にかないません。

したがって大手キャリアから乗り換えるとき、電話番号を新規取得するなら基本的にMVNOが発行する番号を取得するのがおすすめです。

MNPと新規取得のメリット・デメリット

格安SIMで電話番号を取得する方法はMNPと新規取得の2パターンです。
どちらを利用するかは自由ですが、それぞれに以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
MNP ・今と同じ電話番号を使える ・事前にMNP予約番号を取得する必要がある
・MNP転出手数料がかかる
新規取得 ・契約に手間がかからない
・手数料がかからない
・電話番号が変わる
・格安SIMでは電話番号を選べない
・解約した番号は一定期間後に他の人に渡ってしまう

MNPをすれば今と同じ電話番号が格安SIMでもそのまま使えます。
しかし、手続きに手間がかかる、手数料がかかるというデメリットがあります。

新規で電話番号を取得する場合はMNP予約番号がいらないので契約手続きが簡単ですし、MNP転出手数料もかかりません。
その代わり電話番号は変わってしまいます。

しかも格安SIMでは電話番号を選べないので、どんな番号になるかは契約するまでわかりません。

解約した電話番号は再利用される

また電話番号を解約すると、その番号は一定期間後に他の人に渡ってしまいます。
過去にLINEをSMS認証した番号が他の人に渡ってしまうと、次の人が同じ番号でSMS認証した場合、LINEにログインできなくなるといったことが起こりえます。

このようなケースはSMS認証を新しい番号でやり直しておくことで防げますが、SMS認証を行ったサービスをもう一度認証し直さないといけないのもデメリットと言えますね。

MNPで電話番号を引き継ぐ方法

ここでは実際にMNPで電話番号を引き継ぐ方法を見ていきましょう。なお、MNPの手順はAndroidでもiPhoneでも同じです。

MNP予約番号を取得する

まずは現在利用しているキャリアから「MNP予約番号」を取得します。MNP予約番号の取得方法およびその際にかかる「MNP転出手数料」はキャリアによって以下のように異なります。

キャリア MNP予約番号の取得方法 MNP転出手数料
ドコモ My docomo、電話、ショップ 2,000円
au My au※、電話、ショップ 3,000円
ソフトバンク My SoftBank※、電話、ショップ 3,000円

※3Gケータイのみ

auとソフトバンク は3GケータイのみWEBからMNP予約番号を取得できます。

3Gケータイとは?
3Gケータイとはいわゆるガラケーのことですが、ソフトバンクでは4Gガラケーなども発売されているので見た目だけでは3Gケータイかどうか判断できないことがあります。

自分の携帯が3Gケータイかどうか分からない場合は近くのショップにいって契約内容を確認してもらい、3Gケータイかどうか判断しましょう。

それではキャリアごとのMNP予約番号の取得方法について詳しく解説します。

ドコモ

ドコモでMNP予約番号を取得する方法はMy docomo、電話、ショップの3つです。

My docomoはパソコン・スマホのどちらからでもOKですが、手順が少し違います。ここではパソコンでのやり方について説明します。

My docomo(パソコン)からのMNP予約番号取得手順

My docomoから手続きする場合の受付時間は9:00~21:30です。

  • STEP.1
    「My docomo」にアクセスする
    パソコンでMy docomoにアクセスしましょう。
  • STEP.2
    「ドコモオンライン手続き」を選択する
  • STEP.3
    「携帯電話番号ポータビリティ予約」を選択する
    ページ下部にある携帯電話番号ポータビリティ予約を選択するとMNP手続き用ページに進みます。
  • STEP.4
    「解約お手続き」を選択する
  • STEP.5
    MNP予約番号が画面に表示される
    画面に表示された予約番号を忘れずに控えておきましょう。
電話、ショップでMNP予約番号を取得する方法

電話の場合は以下の番号に電話し、MNPをする旨をオペレーターに伝えましょう。

  • ドコモの携帯から:151
  • それ以外:0120-800-000

ショップの場合は近くのドコモショップに来店し、店員さんにMNPをする旨を伝えればOKです。

電話、ショップでの受付時間は9:00~22:00です。

au

auでMNP予約番号を取得する方法はMy au、電話、ショップの3つです。

My auを利用してMNP予約番号を取得する方法

3Gケータイ(ガラケー)のみWebからMy auを利用してMNPができます。
My auから手続きする場合の受付時間は9:00~21:30です。

  • STEP.1
    「EZトップメニューまたはauポータルトップ」にアクセスする
    ガラケーのEZキーを押してアクセスします。
  • STEP.2
    「My au」を選択する
  • STEP.3
    「申し込む/変更する」を選択する
  • STEP.4
    「au 携帯電話番号ポータビリティー(MNP)」を選択する
  • STEP.5
    MNP予約番号が画面に表示される
    画面に表示された予約番号を忘れずに控えておきましょう。
電話、ショップでMNP予約番号を取得する方法

電話の場合は以下の番号に電話をし、MNPをする旨をオペレーターに伝えましょう。

  • 0077-75470(無料)

電話での受付時間は9:00~20:00になります。

ショップの場合は近くのauショップに来店し、店員さんにMNPをする旨を伝えればOKです。

ソフトバンク

ソフトバンクでMNP予約番号を取得する方法はMy SoftBank、電話、ショップの3つです。

My SoftbankにアクセスしてMNP予約番号を取得する方法

3Gケータイ(一部のガラケー)のみWebからMy SoftBankにアクセスして手続きすることができます。
My Softbankから手続きする場合の受付時間は9:00~21:30です。

  • STEP.1
    「My Softbank」にアクセスする
  • STEP.2
    「設定・申込」を選択する
  • STEP.3
    「設定・変更」を選択する
  • STEP.4
    「契約者情報の変更」を選択する
  • STEP.5
    「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」を選択する
  • STEP.5
    「番号ポータビリテリティ(MNP)予約(予約番号の発行)」を選択する
  • の順に選択すればMNP予約番号を取得できます。
電話、ショップでMNP予約番号を取得する方法

電話の場合は以下の番号に電話をし、MNPをする旨をオペレーターに伝えましょう。

  • ソフトバンクの電話から:5533
  • その他:0800-100-5533

受付時間はいずれも9:00~20:00です。

ショップの場合は近くのソフトバンクショップに来店し、店員さんにMNPをする旨を伝えればOKです。

MNP予約番号を使って格安SIMを申し込む

MNP予約番号を取得したら、その番号を使って格安SIMを申し込みます。

MNP予約番号には15日間の有効期限があるので気を付けましょう。
ちなみにMNP予約番号は再発行できます。

Webから格安SIMを申し込む場合はMNP予約番号を入力するフォームがあるので、そこに取得したMNP予約番号を入力すればOKです。そのほかの手続きは普通に格安SIMを申し込む際と同じです。

店舗から格安SIMを申し込む場合は店員さんにMNPを利用する旨を伝え、指示にしたがいましょう。

ほなみ

一度格安SIMに乗り換えてからMNPをすることはできません。必ず最初にMNP予約番号を取得し、それから格安SIMを申し込むようにしましょう。

MNPが完了すると、それまで使っていたキャリアは自動で解約となります。
別途解約手続きなどをする必要はありません。

MNP予約番号を発行した段階では手数料はかからない

MNPを利用する際には「MNP転出手数料がかかる」ということでしたが、MNP転出手数料はMNP予約番号を発行した段階ではまだ発生していません。

なぜなら、MNPは他のキャリアに乗り換えて初めて成立するからです。

MNP予約番号を発行しても実際にMNPをするまではキャリアの契約は続きますし、それまで通り電話をすることもできます。

実際にMNPを利用し、前のキャリアが解約されて初めてMNP転出手数料が発生する、というわけですね。

オペレーター

転出手数料の支払い方法

MNP転出手数料はそれまで使っていたキャリアの解約月の月額料金とまとめて払います。
例えば6月にMNPをした場合は6月分の月額料金とMNP転出手数料を合わせたものを7月に支払います。

ほとんどの格安SIMは「即日MNP」に対応している

以前までMNPを利用すると電話番号が使えない期間、いわゆる「不通期間」が発生していました。

MNPで電話番号を引き継ぐ際には「回線切り替え」という操作が必要になります。
これまではインターネットから格安SIMを申し込むとその時点で回線切り替えが行われてしまうため、SIMカードが自宅に届くまで電話ができないことがありました。

しかし、最近ではほとんどの格安SIMで回線切り替えは自分で行います。
新しいSIMカードが手元に届いて回線切り替えを行うまでは、それまで使っていたキャリアが使えるので不通期間がないのです。

このように不通期間なしでMNPができることを「即日MNP(即日開通)」と言います。
現在ではほとんどの格安SIMで即日MNPに対応していますよ。

オペレーター

イオンモバイルは不通期間に注意!

ただし、主要な格安SIMのうち「イオンモバイル」だけはウェブから申し込むと不通期間が発生してしまいます。

イオンモバイルを申し込む場合は後述するように「店舗」から申し込むと即日MNPができるのでおすすめです。

店舗で契約すれば確実に即日MNPが可能

回線切り替えと聞くと難しく感じるかもしれませんが、ほとんどの場合マイページにアクセスして切り替えボタンを押すだけと簡単です。

もし回線切り替えを行わなかった場合でも数日すると自動で開通します。
それでも心配だという人は店舗でMNP手続きを行うと良いでしょう。

格安SIMの中には店舗で契約・MNPができるものがあります。
店舗の場合は回線切り替えをした状態のSIMカードを即日受け取れるので、とにかく早く乗り換えたいという人は店舗を利用しましょう。

WEBからの申込だと即日MNPに対応していないイオンモバイルでも 、店舗から申し込む場合は即日MNPが可能です。

格安SIMで新規に電話番号を取得する方法

MNPを利用せず新規で電話番号を取得する場合は特別な手続きは必要なく、音声通話SIMを申し込むだけでOKです。

以前は音声通話SIMがない格安SIMも多かったです。
しかし、最近では音声通話SIMを用意している格安SIMがほとんどなので、どの格安SIMを選んでも基本的には電話番号を取得できます。

電話番号は070/080/090から始まるものが取得できます。
デメリットでも言いましたが、自分で電話番号を選ぶことはできません。

新しい電話番号はSIMカード を受け取り次第、知ることができます。
SIMカードとともに送られてくる契約書に記載されているので、確認しましょう。

電話番号のQ&A

最後に、電話番号に関するQ&Aをまとめました。

IP電話って?050の電話番号って何?

IP電話はインターネット回線を利用する電話のことで、050から始まる電話番号が使えます。
電話回線を利用しないので、IP電話を利用すればデータ通信専用SIMでも携帯電話や固定電話に電話ができます。また、通話料が普通の電話より安いのもメリットです。
一方、インターネット回線を利用するため、通話品質は通常の電話に劣るというデメリットもあります。SMSは利用できないので、LINEなどの本人認証はできません。

緊急電話やフリーダイヤルにかけられる?

大手キャリアやMVNOが発行している070/080/090から始まる電話番号の場合は格安SIMでも緊急電話やフリーダイヤルにかけられます。
一方、IP電話は緊急電話やフリーダイヤルにかけることができません。

新規で電話番号を取得したあとにMNPで上書きできる?

一度新規で取得した電話番号にMNPで上書きすることはできません。
新規で取得したけどやっぱりMNPで電話番号を引き継ぎたい、という場合は一度格安SIMを解約し、再度申し込む必要があります。

端末の分割払いが残っている状態でMNPできる?請求はどうなる?

端末の分割払いが残っている状態でもMNPはできますが、MNPをして解約した後も引き続き分割代を支払わないといけません。分割払いのままでもいいですし、一括払いで一気に支払うこともできます。
ただし、ドコモの「月々サポート」やauの「毎月割」のような端末代が安くなるサービスはMNPをすると終了します。そのため、契約していた時より分割代が高くなるので気を付けましょう。

新規にすると電話履歴はどうなる?SMSや留守番は?

電話履歴やSMSのデータはスマホ本体に保存されるので、電話番号を新規に取得しても消えません。新しいスマホで閲覧したい場合はバックアップを取り、他のスマホに移行しましょう。
留守番電話についても本体に保存したものなら電話番号が変わっても消えませんし、他のスマホに移行することも可能です。

データ通信専用SIMでも通話する方法は?

IP電話を使えばデータ通信専用SIMでも携帯電話や固定電話と通話をすることができます。
また、LINEやSkypeといった通話アプリはデータ通信専用SIMでも使えます。ただし、こちらは相手も同じアプリ・サービスを使っている人に限られます。

データ通信+SMSで発行された電話番号にかけるとどうなる?

データ通信+SMSで発行された電話番号に電話をかけることはできません。
あくまでも、SMSの送受信のみが可能な番号なので電話をかけてもつながりません。電話をしたい場合は音声通話SIMを契約しましょう。

格安SIMへの乗り換えはMNPと新規取得、自分に合った方法で!

格安SIMに乗り換える場合、電話番号はMNPで引き継ぐか、格安SIMで新しい番号を取得するかを選ぶことになります。

新しい電話番号を取得する場合は手続きが楽ですし手数料もかかりません。
しかし、電話番号が変わってしまうので、電話番号が変わったことを通知する必要が出てきます。

一方、MNPは事前にMNP予約番号を取得しないといけませんし、手数料もかかります。
しかし、現在の電話番号をそのまま利用可能です。

どちらの方法でも電話が利用できることには変わりません。

まだまだ電話をメインに使うという人ならMNP、LINEなど通話アプリがメインで電話はほとんどしない人なら新規、といったように自分に合った方法を選びましょう。